
教師に向いている人は、どんな人なのか?
算命学講師の記述を基に、算出してみたのですが、結局は伝達の星を持っているかどうかというのが最も重要なようでした。伝達の星は、その名の通り、情報や知識を伝える星。調舒星や鳳閣星です。つまり、これが命式にうまく配置されてるかどうかという事が大切らしい。
また、教師はインプットも重要という事で、習得を司る龍高星や玉堂星も必要である事、さらには石門星か貫索星も重要になってくるという事です。
碁打ちとしての知り合いで、大学の元教授がいらっしゃいますが、この方は中心星が貫索星で、東に玉堂星と頭に鳳閣星を持っています。
でも、星の配置よりもさらに気になる事が西方天中殺です。西方は日干支の天中殺を持ち、6つに分類されています。これらの6つの天中殺は、東西南北、天と中を示します。これらの天中殺は、それぞれの方向が意味する人間関係や事柄に影響を与えるという事です。
wikipediaにアクセスすると、近代から現代まで著名な教師の生年月日がずらりと並んでいます。そこでランダムに50名ほど調べたのですが、何と殆どが戌亥天中殺、辰巳天中殺、子丑天中殺ばかりだったのです。申酉と寅卯も少ながらず居ましたが、午未天中殺はほぼ居なかったのです。五十人調べてもほどんどが上記3つのグループ。
これは驚愕しました。午未天中殺の教師だとしても生年天中殺を持っている人だったり、これだけ顕著に出るとは思わなかった。生徒や弟子(目下)を持つという事に関して、午未天中殺の命式は(特殊性がない限り)向かないか、縁が少ないのかもしれない。
逆に目下との縁ができやすい子丑天中殺は向いているのかもしれない。というか、教師に向いているかどうかよりも、目下(年下)と縁が出来やすいという事でもあり、つまり教えることが苦手な場合でも、それを仕事にしやすいとか、逆に教えることが得意でも、目下との縁ができないので、その仕事に向くことがあまりない。その人の命式に依る。
他に有名な予備校講師を調べてみても、ほぼ全て戌亥天中殺、辰巳中殺、子丑天中殺となっている。逆に、目下を介さないような仕事、作家や芸術家となると逆に子丑が最も少なく、辰巳天中殺や午未天中殺が多い印象です。