戦場カメラマンでタレントの渡部陽一さんを西洋占星術で見てみたいと思います。
まず、木星と海王星は射手座で、海外を飛び回る縁も十分にある配置。守護星の木星が射手座に位置し、ドミサイルです。木星は海外を表しますから、この欲求は結構強いかもしれない。次に、乙女座に太陽と火星のコンジャクションが位置しています。戦場カメラマンという事で、太陽と火星が合でエネルギッシュではあります。ただ、乙女座にあります。
乙女座は保守的な星座であり、規則的な行動や、ルーティンワークを好む性質があり、突発的なタスクや危険を避けたがります。こうして見ると、戦場カメラマンは常に危険と隣り合わせの仕事ですので、矛盾が生じ、少し不思議ではあります。今回はハーモニクスも併せて渡部さんをみていきたいと思います。
まずハーモ5ですが、このチャートから渡部さんの主張や本能的欲求を見ます。ネイタルの木星の射手座はそのままで、太陽ともオポジションです。渡部さんは海外に興味があり、海外を通じて自分を表現したい。火星は双子座で、双子座の火星は機敏に危険を察知します。しかし、この好奇心は刺激を求める傾向にあります。wikiによると、渡部さんは著書で、「戦地の恐怖で何度も帰国せざるを得なかったが、刺激のない日本にいると気分が塞ぐため、結局刺激を求めて戦場へ行っている」と有ります。
次にハーモ8では、天秤座に天体が集中しています。天秤座は合理性や客観的思考の他に、12星座の中でも最も平等や平和を表す星座でもあり、達成したい事を示唆しているとも言えます。ネイタルでは見えない性質や、いくつかあるギフトの中から、尖る才能や社会的な欲求や使命をハーモニクスでは表してくれているように思います。
また渡部さんのゆっくりとした口調は、外国に行った際に、相手に誤解なく言葉を正確伝えることが最も重要であると感じたことから、このような正確性を重視する話し方になったのだそうです。これは双子座の土星が効いているように思います。