ソーシャルプラネット編
前回の記事でパーソナルプラネットとアウタープラネットについて記述しましたが、今回はソーシャルプラネットについて簡単に説明します。
このソーシャルプラネットは、木星と土星の事を言い、この木星と土星は社会的な影響を与える星です。
社会的な影響を意味する
木星は、吉報を意味することが多く、例えば木星が太陽に影響を与えると、趣味の発展や、社会で活躍する期間恵まれたり、反対に土星は保守性がある星であり、結婚や会社のリーダーとなる時期を表すなど、責任がともなう事象を意味します。
木星は前進、発展や拡大を意味し、土星は制限や苦難、監督者や重鎮を意味します。先述のパーソナルプラネットとアウタープラネット、そして今回のソーシャルプラネットが、それぞれの出生図に位置し、互いに影響を与え合っています。
木星
木星は、ホロスコープに位置する天体の中で、恵みとしての良い影響をもたらす星のひとつです。木星はその対象を拡大させ、飛躍させる意味を持ちます。
木星の公転周期は約12年です。木星は12年でホロスコープを一周しますが、この木星が回帰することをジュピターリターンと言います。
この時期は、木星が在住するハウスや星座について、幸運に恵まれることがあります。木星は射手座の守護星であり、海外や学問についても関係が深いです。
例えば、木星が3ハウスにある出生図を持つ人は、豊富な知識を持ち、旅行運に恵まれ、人との交流が多かったり、それに恵まれる傾向があります。
土星
土星は、太陽系の中では、肉眼で見ることができる天体の中でも最も遠い位置にあります。現実的な天体であり、忍耐や苦難、課題を意味します。このことから占星術では凶星として扱われることが多いですが、その反面、安定を意味します。
土星の試練を経験することで、魂は成長し、安定した思考や行動を習得することができます。
この天体は、幸福や安定を得るための無言のメンターです。土星の公転周期は、約30年です。30年に1度ホロスコープを一周しますが、この土星の一周をサターンリターンと言います。
この時期も木星のジュピターリータン同様に、印象的なことを経験します。干支術では、納音の年です。