ホロスコープで考えや行動が頻繁に変わる配置

思考や気持ちが頻繁に変わる場合、もしかするとホロスコープに特徴があるかもしれません。例えば、柔軟宮に天体が多かったり、言動の太陽と、精神の月が正反対に位置していたり、変化を助長するアスペクトが多かったりします。

柔軟宮が強い

ホロスコープで使われている12星座は、様相として三つに分類されています。活動(カーディナル)サインと、固定(フィクスト)サイン、柔軟(ミュータブル)サインです。活動のサインは、季節に例えると、春夏秋冬です。季節の始まりを示すため、活動的なパワーを秘めています。そして固定サインは、季節の真っ只中といったところで、それを持続させる力を持っています。

そして柔軟サインは、季節の終わりを示します。それぞれの三つのグループは、互いにない魅力を持っています。しかし柔軟の星座は、季節の終わりと始まりの中間を担当し、陰陽を受け持つ両生の星座です。それゆえ、強い柔軟性を持ちますが、外的な要因によって、行動力や思考に変化が起きやすくなります。あなたが、射手座や双子座、乙女座や魚座が特徴的な人なら、この傾向が出るかもしれません。

天王星が目立つ

また、その人のホロスコープで、天王星が特に目立つ配置の人は、やりたい事や思考が頻繁に変わる傾向があります。天王星は、変化の星ですので、アスペクトをとる天体の意味に関連した変化を起こします。たとえば、太陽と天王星なら、自分の主張や願望が変わる事があります。月と天王星なら気持ちや変わりやすい。

金星と天王星なら、恋愛に変化が起きやすかったり、天王星が10ハウスやMC付近にある場合もその傾向が出ます。天王星が目立つ人は、逆に特殊な環境に飛び込む方が、かえってその才能や好奇心を満たす事ができます。また、古風な組織には適合にくいため、個人で事業をしたり、変化が多い環境に適応できます。外国でも、先進国より発展途上国での生活の方が楽しめます。

アセンダントやミッドヘブンに天体が多い

特に、ホロスコープの天頂は、ミッドヘブンと呼ばれ、その人が社会に向けて見せる顔になります。この場所に天体が多いと、それだけ周囲や社会に対して色々な見せ方ができます。多彩な人でしょう。しかし、天体が多いという事は、その要素を取り入れるために、体験や情報収集が多くなるという事でもあります。

多くの情報が取り入れられると、ホロスコープの内容によっては、忙しなくなります。また、本人がまだ成熟していない場合、様々な挑戦や価値観を試すようになります。ディスポジターがループし続ける場合も同様の傾向が出てきやすいです。最終的には、知識や経験が豊かな人になります。

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