何かと害や破は軽視されがちです。
大きな影響がなく、結果としてあまり見ないという方もいらっしゃいます。しかし、この六害は時に厄介です。個人的には侮れないなと思います。どの場所に破法が出るかによっても影響の仕方が変わってきますが、時柱を除く三柱に出た場合の実体験から見てみても、環境(外部)から負荷がかかり、ストレスがかかりやすい時期です。
まず、日柱の場合ですが、日柱は自分自身を示します。年運で日柱に害が出ていれば、体調を崩しやすくなります。命式もそうですが、身内が怪我をした時も年運に害が出ています。月柱に害が巡る場合は、気持ち的なところにストレスがかかりやすいとも言えます。例えば、もともと活力のある人だったのに、ここ数年はどこか靄がかかっている感じに見え、ちょっとした事でも不安を感じたりします。
年運であるならば影響が顕著になる反面、翌年には運気は切り替わります。大運ですと、大きくは出ずとも、やはりその間は、ずっと微妙な霧がかかったような状態になっています。これは、私自身も経験がありますが、大運で巡る月柱の害は、結構厄介です。月柱は、精神のほか、環境も表すために、この時期に何度か引っ越しをしたり、とにかく住居に関してストレスを感じやすかった時期でした。それが重なると、心も荒みやすくなります。
過去のご依頼者の方で、年柱に出た場合の例ですと、お店の経営がある程度軌道に乗っていたものの、新しい共同事業者との反りが合わなくなり、ビジネスで不和が発生しているとのことでした。もともとの相性や出会った時期というのもありますが、年柱に害が巡っていた時期で、何かとこの時期はイライラしやすかったりしたようです。
害の時期は、人によっては微力でも、やはり妙にストレスがかかりやすい時期ですので、この時期に自分なりにストレスを解消する方法を見つけたり、親しい人や落ち着ける場所を訪ねて、ストレスを解消したり、独自の方法を意識して見つける事が良いのだと思います。位相法でも微妙な害法破法は、軽視されがちですが、ストレスが溜まりやすい食傷大過の命式や、同じく害、刑、破を持つ場合は、それが顕著になりやすいです。その間は対処法を学ぶ時期なのかもしれません。