ベトナムホーチミン「ブイビエン通り」

1ヶ月の台湾滞在を終え、桃園空港から乗り換えてホーチミンへと向かった。ここで一時間以上もの遅延が発生。乗客は苛立ち、子供は泣き出している。ベトジェット(LCC)の評判を調べると、分数に関わらず遅延率は80%を超えているようだ。

むしろ、遅延が普通だと言う事。一時間半くらして、飛行機がやっと飛び立ち、現地へ到着したのが深夜1時頃。それにも関わらず空港は人でごった返している。

私としては、一時間以上の遅延もそうなのだが、何となくの雰囲気でベトナムは合わないかもなぁと思いながら入国審査へ参列。予想通り、妙な感じで、時間かかる。

審査を終えて宿に向かうのだが、空港を出ると客引きが右往左往している、映像でよくある光景が目の前に広がる。ここで、Grabでタクシーを呼ぶ。ちょっと戸惑ったのは、グラブの乗車レーンはあちこちにある上に多いし、夜なので見えにくくて分かりにくい。

なんとか見つけて乗り込み、今回の宿があるブイビエン通りへ。

そして、宿に到着したのが深夜2時を回る、草木も眠る丑三つの刻。この通りは日本で言うと渋谷のセンター街のようなところだったらしく、基本朝まで賑わうような場所。宿は道の端なので、少し喧騒が遠くなる。しかし、この日はすぐに就寝。

翌朝、熱気に目を覚ますと、すぐさまバイクのクラクションが聞こえてくる。夜は分かりにくかったが、とにかくこの国は原付バイク大国。道路は、YAMAHAとHONDAの波。止まることのない原付ウェーブが新参者を出迎える。街へ出てみると、物凄い熱気を帯びたベトナムの風がバイクの排気ガスと共に体を突き抜けていく。

2月だと言うのに暑い。何か食べようと思い、ついでに街を散策。ほぼ道路に信号がないため、初見には不便を感じる。しかし、目的地まで行くためには、幾度となくバイクの波に突っ込むしかない。

交通の波を抜け、屋台で麺をすする。見た目味薄そうだけど、ダシがしっかり効いていて、普通に美味しい。ベトナムは、アジアで一番痩せている人が多いと聞いた事があるが、米文化でアッサリな食事が多いのだ。

街でも、フルーツ売りやスムージ屋が多く、極端に脂っこいものや人工的な甘味もあまり見かけない。喫茶店も多く、タバコも非常に安価。ベトナムは朝が早いようで、起床を告げる放送が、拡声器から毎朝流れている。喫茶店の営業も早い。

それから、有名なヒュンホアのバインミーを食べ、どうしても食べたかったジャックフルーツを食べ、濃いベトナム珈琲を飲みながら、劇場やビンコム周辺を散策。部屋に戻ってシャワーを浴びようとするが、シャワーはソーラーパネルか何かで電気を供給しているため、日差しが弱い時(?)はシャワーのお湯がでない。しかも時々、停電したり断水したりで、特に首都はその傾向がある。

ここでも、日本の文化に興味を持っている人がいるようで、特に漫画が人気なのようだ。朝食で屋台のバインミーを買った時も、店員さん達に「君は日本人?」と話しかけられ、日本の漫画やアニメのファンであると話してくれた。

映画のロケ地を巡る上でのオーバーツーリズムとかも問題になっているが、こういうところを見ると、映画やアニメ等といったサブカルの影響が、日本旅行の動機になるだろう。

私は、途中で体調を崩してしまい、それから寝込んでいた。2月とは言えど、連日結構暑かったので、虫が心配だったのだが、ある程度清潔にしていたからか、虫は出なかった。しかし、これでもまだ乾季なので、雨季の真夏ならさすがに無理だったかもしれない。次は飛行機で北上し、中部のニャツアンへ行きます。

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