四柱推命で歌手の池田綾子さんを鑑定

「心旅」でもお馴染み、歌手の池田綾子さん。

火が非常に強い

美しく透き通る歌声を持ち、命式を体現しています。出生時刻が不明なため、時柱を見ることはできませんが、全体的に火が強い命式であり、エネルギッシュです。ただ、命式には壬癸(水)がなく、圧倒的に水の五行が不足しています。また命式の地支は全て火の五行となり、月柱の丁巳(干如支同)を含め、火の性質がとても強い。

表現者の星

歌手になる前は劇団に入ろうとしていたそうですが、火というのは表現の五行でもあるため(食傷は火)、火の五行が多い事で自己表現欲が出てくる。

日干は甲午で、ここから出る通変星は、食神と傷官が合計で4つ有り、類稀なる表現力に恵まれ、加えて鋭敏な芸術的センスを持っています。食傷が大過していますが、この食傷は月令を得ず従児格にはなっていません。

そして仕事運を見ると、東(仕事)と南(才能)が同じ傷官であるため、したい仕事と世間から求められる内容が一致してる。これは、仕事としても表現者としても葛藤がないため、アーティストとして恵まれた命式。

陰陽の気質

「食神」は陽の気質となるため、「傷官」よりも外からみた時の印象は食神となり、元命もあって、おおらかで素直な雰囲気となるが、内面は複雑な心情をと葛藤を持つ。創作系には向いている。

ただ、時柱に日干を強める五行が出なければ、極身弱の命式なので、少々エネルギー不足に見える事から、精神力を要する命式です。また、年柱に財運の星である偏財がありますので、食傷と合わせてご自分でお金を生み出す事ができる食傷生財(火土)があり、官星もないために、組織よりも個人として活躍する方が才能を活かせる傾向がある。

こだわりが強い人とも言え、プライベートでも一人の時間を楽しみ、大切にする人でしょう。コーヒーがあまり合わないとツイートしていたのも、火が過多な命式に起因しているのかも?火は苦味を表します。

蟹座の金星

西洋占星術で簡単に見てみると、”蟹座に金星”があるため、家庭や家族に関して強い愛情を感じる傾向が見れますし、金星は芸術ですので、楽曲にもそれが強く反映されているように思います。蟹座は、家族とか身内を意味します。また、命式で食傷は子供を表すため、子供に関する事にも関心を持ち易いかもしれません。

現在の大運では2007年ごろから30年近くの間、日干の甲を強める同一五行と、池田さんに圧倒的に足りない水の五行が巡ってきていますので、過度な火を鎮めて、日干である木の五行を強めますので、食傷も活発化し、表現力ともに最高潮に達する30年になるはずです。

日干を生じる水の機運は、身弱にとって喜神です。日干が弱まると、食傷は陰転しやすく、その場合は精神不安に悩まされる場合があります。このように、日干が強く、特に傷官と偏財が良い配置であれば、大きな成功と財運を掴みます。

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