
「私が見た未来」漫画家の竜樹諒さん。占星術ではどんな感じなのでしょうか。
年干支と天才型
人間が生まれてから最初の大運と、位相法を併せて性質や才能を見る占技があります。その中の天才型というのは、年干支を基準にし、大運の初旬干支の組み合わせで見ます。位相法で見た時、自然融合の条件がなされる場合に「天才型」と呼ぶようです。
この方は大運初旬は甲戌で、命式の年干支は甲午です。つまり”大半会”です。
竜樹諒さんは、これが成立しています。幼少期から好奇心旺盛、才能豊かな魂で、特に吸収力に優れた幼少期を送ったのでしょう。月干支は乙亥ということで、異常干支を中心に持ち、命式は貫索星を中心として、濁星が多い傾向。濁星に傾く人はバイタリティが必要とされる環境の方が生き生きとする。
この天才型というのは、あくまでも才能を見る一つの条件であって、これがないから天才ではないとか才能がないという事では当然なく、世界の偉人でも持たない人は多いよう。
屈折の表現
日干支は”壬辰”で、第二命星に”調舒星”があります。
壬辰は文才のみならず、絵画の才能もあります。四柱推命では魁罡(かいごう)です。調舒星は伝達の星ですし、表現者や創作系は精神的に満足できる職業。特に南の位置は、伝達本能を司る。この星の表現は、一枚のフィルタを通して間接的に考えを発信する。
中心星が貫索星で、調舒星と車騎星もあり、葛藤と個性と才能。一方で、蔵干の二十八元を含めても金がなく、習得の星は出ていない。
また、宿命冲殺を複数持っている上、とにかく私生活も謎のベールに包まれている。ただし、アメリカ旅行に行った際の記念写真は散見されるのと、旅行が趣味のようだ。大運天中殺が始まってから数年後、残り十数年は、漫画家から引退しており、その間の活動はないよう。
蠍座のステリウム
ホロスコープを見てみれば、蠍座(オカルティズム)が強いために、予言や占い、神秘やアングラ的な分野に才能か興味があるのと、そこが収入につながる可能性もあると言えます。ですが、結局時刻がなければハウスは作れないので、推測は非常に難しい。
この方は、ガラスの仮面の作者さんの元でアシスタントされていたそうですが、このどちらも生年天中殺を持ち、さらに”律音”が成立しています。どのみち、創造性もセンスも非常に豊かな方なのでしょう。