
注文からサンプル送付
ドキュメンタリーの視聴中、遺伝子簡易検査のプロモーションが流れてきた。割引で30(-50)ドル程だったので、今回購入してみた。
これらの検査はあくまでも簡易的なものであると思うので、細かく見たい場合は専門の研究施設で申請しなければならない。大雑把な範囲で見る程度となる。また、調べてみると他にも幾つか遺伝子検査の企業があるようだが、今回は割引があるのでこれ(マイヘリテージ)を購入。
注文から結果まで1ヶ月半ほどかかったのだが、送付先ラボに近い国に住んでいれば、もう少し早く結果が出ると思う。私の場合はテキサス州への輸送を指定されていたので、ゆうちょの国際パケットライトで発送した。通関も割と早く通過していたようで、二週間もかからず現地に届いたようだ。送料入れると、なんだかんだで合計五千円くらい掛かったかな。
結果


日本人のDNAはこのように日本人と韓国人と一括で纏められている。でも、場合によっては比率や地域などの詳細を見ることができるようだ。また、100%日本人という人は少なめのようで、殆どの人に数パーセントくらいは日本以外の遺伝子も入っているようだ。
ベトナムに旅行に行った時に、中国人と韓国人、日本人とそれぞれ言語で話しかけられたので、私の外見は東アジア(日中韓)のどれかなんだと思う。中国は広いので、どの地域か詳しく知れたら良かったかな。でも多分、体型的の特徴からすると華北(中国東北部)なのだろう。
祖先の移動説
ここで、他の日本人の結果を見てみると、フィンランドとなってるDNAが1%か2%入っている人が多いようだったのだが、これは実はフィンランド直の遺伝子というよりかは、東シベシアの遺伝子なのではないかという話だ。なぜかというと、もともとフィンランドの祖先自体がシベリアから渡って来た可能性が高いらしい。
もしくはシベリアから南下してきた種族が日本に渡来した可能性もあるという。フィンランドは膠着語であり、日本語と同じであると言う。東シベリアといえば、ヤクーツクとか、モンゴル周辺とも言える。そういえばサハ語、モンゴル語も膠着語だ。また、フィンランド人の中には、肌や瞳の色素が薄い人が多いが、アジア人の顔つきに似ている人も散見される。

遠い親戚
簡易検査なので、絶対的な正確性や分類性は保証はない。細かい事はわからないけど、大雑把に知れるだけでも、まぁ面白いと思う。ちなみに、何ドルか追加で支払うと、かかりやすい病気とかも知れるようだ。
また、この検査を受けた別の治験者のDNAと、自分のDNAを照合する事もできる。つまり、マイヘリテージに登録している人とDNAが似ている人たちを算出するシステムを使って、遠い親戚を見つける事もできるようだ。
試してみると、遠い親戚である可能性が高い人、可能性が低い人とグラフ分けされている。アメリカに住むアジア系の男性2名女性2名、ノルウェーに住むアジア系の女性1名と、遠い親戚であると書かれている。それでも、遺伝子のシェア率は1%もない程である。他にも中程度、小程度の可能性と書かれている人たちを含むと、上記のような世界図になる。
隠れた遺伝子


リストを見ていくと、南ヨーロッパと、南米も出ている。これは追加の遺伝子グループの結果だが、民族(国)への分類が複雑なために、リストにある国に分類できない場合に結果として出る。直接の祖先ではない可能性ではあるが、遺伝的な関係性があるとなっている。
この追加の遺伝子は、主にヨーロッパ大陸からブラジルに移住した人々の子孫の遺伝子を示しているが、どの国かは選定できない程に複雑に絡まっているという事になる。つまり、ポルトガル、フランス(オートサボア州)、スイス人の子孫がブラジルに移り住んだと書かれている。この中のどれかの国の子孫の遺伝子も、私の中に粒子レベルで流れているという事。
治験者によっては先ほどの民族(国)推定よりも、追加の遺伝子グループの方が正確であるという記述も幾つか出ている。さらにここで、15世紀16世紀位から、民族が過去に移動で使ったルートや活動地域を20世紀まで示することもできる。面白い。