
私は高校を卒業してから、医療系の専門学校に進学したのだが、大学に行ってない。今更、普通の大学は色々と無理がある。でも、もっと学びを深めたい、やっぱり大学に行きたいという事で、通信制大学に進学する事に。
そこで、どの大学が良いか考えていたのだが、学費の安い大学はどこだろうという事と、レポート用紙もアナログでなく、授業も電子書籍か映像で学べる(旅行するため手ぶらが良い)大学を検討した結果、海外の大学に行く事にした。英語よりも韓国語ができるので韓国の大学を調べ始めた。
韓国の通信制大学
韓国にも通信制大学が幾つかあって、外国人でも入学が可能になっている。紆余曲折ありながらも、慶熙大学の通信教育課程に入学(9月)した。これから少なくとも四年間は社会人と大学生の兼任。パソコンの前に座る時間が増えるという事でもある。
検討していた大学は幾つかあって、高麗大学も通信教育をやっているし、漢陽大学も行っている。他に国立大学もあったりと、どの大学も学費もそれほど上下はない。ただ、国立大の方は提出書類が多く、日本の居住証明書と旅券の翻訳とか、高校の卒業証明書も韓国語に翻訳して、さらに翻訳公証を受けなければならなかったりと、煩雑。
翻訳はセルフでも可能だが、翻訳文の公証自体は役場で行うために、1件で1万2千円ほど掛かるので、提出書類が多ければそれだけ金もかかる。しかも役場に問い合わせると、予約は数ヶ月先まで埋まっているらしい。
国際書類問題
慶熙大学とか高麗大学なら、高校の卒業証明書は韓国語に翻訳された物ではなくても英文でOkだったので、高校側に英語で発行してもらい、そのまま外務省で認証印を受けるだけだった。(公立高校の場合は、高校の証明書が公的だが、私立の高校出身の場合は、学校が民営なので翻訳公証を受ける必要があるようだ。)
高麗大学は今年秋募集はなく、次は3ヶ月後の募集であった。そこで慶熙大学を志望。(ちなみに、入学書類は全て3ヶ月以内に発行されたものでないと応募ができないため、まとめて発行したとしても、また高校や外務省に問い合わせないといけなくなる。)
(別枠で、国立放送通信大学へ問い合わせた所、私の場合は卒業した高校が別の高校と統合されていたので、統合前の学校存在証明書みたいなのも必要になると言われた。)
新たな目標と語学力
通信といえど、授業は全て韓国語となるため、ある程度の韓国語能力は必要となる。講義映像を見たところ、字幕はあるものの、翻訳機能は当然なく、コピーは不可能。
なので、大学受験を決めた数ヶ月前から勉強を再開して、政治経済、社会問題、医療や旅行なども分け隔てなく、あらゆるニュースを題材に、語学力向上に努める日々。
いつ卒業できるのか分からないが、気長に進む。検索してみると、日本人の先輩方も多くいるようだ。そういえば、通信制でも、慶熙大学の学生になるので、図書館の利用もそうだが、慶熙大付属病院とかでも診察の割引が受けられるらしい。卒業後、大学院に行きたい。