水晶占い師(Gacktさんのホロスコープ)

歌手でタレントのGacktさんを西洋占星術で見てみます。

水星と金星は獅子座にあります。何度か別の記事でもこのタイプの出生図は何度か見かけましたが、獅子座はやはり自分を表現したいという欲求があり、そこに位置する天体が表現方法になるのだと思います。獅子座が強い人は、表現者の中でも特に個性的な印象です。

一般的にTVなどで見る芸能人については外見的に奇抜な印象はあまりないですが、獅子座の場合は、良い意味で、外見や服装などが特徴的な気がします。太陽がある場合は、獅子座の定位置なので、これはそのまま自然な個性の発揮なのですが、Gacktさんの獅子座にある天体を見ると、水星と金星が自己表現の仕方を示します。

この水星と金星はコンジャクションしているのと、他の天体とのアスペクトが多く、その分影響も多くなります。特に海王星とジュノーのコンジャクションは、この水星と金星にも強い影響を与えます。幻想的で甘く楽しい会話を得意とし、異性からの人気がとてもある人。

ただ、海王星は喪失を示す事もあるので、本人の女性を口説くことは得意だが、関係を続けることが非常に苦手という事にも関係しているのでしょう。特に海王星は幻想的でありますので、理想の女性を求め続けて妥協はしない。言い換えれば理想が高いための完璧主義。

また、火星は牡羊座の9度を示し、サビアンシンボルの水晶占い師を表しています。占い師に向くと言われる三大度数のうちの1つだという事で、アリババ創業者の馬雲、映画監督の岩井俊二と続き、三人目で出揃いました。先見の明を潜在的に持っている人です。また、この火星は水瓶座の木星と、射手座の海王星とセクスタイルを形成。

続いて、好みのものを断つというスタイルで、20代の時から米を食べていないという事です。そして1日1食。ソロ活動を始めた時に、そのサポートメンバーを支えるため、自分を追い込む事をやっていたそうなのですが、好物を断ったのもその理由の1つだそうです。渥美清さんが大役をもらう前に行った禁煙儀式と似ています。

食事制限に関しては、当時、医者から危険信号を出されていたようですが、自分が良いと感じたことを信じて続けていたのは、先見の明があったからかもしれません。また、この方のビジュアルや、出方というのは、前回の稲川淳二さんとは対照的でもあります。オカルティックな蠍座に天体がなく、四大小惑星もありません。

海王星と金星が影響するからか、神秘的な装いを好む。また、太陽蟹座なので、自分のコミュニティを大切にする人であり、それが土星とパラレルになっていることもあり、責任感が強いというのもあるかもしれません。個人的には、赤緯で示される事の方が、実は重要なサインであると感じる事が多くなってきました。

また、火星がとても強く好色で、冥王星とのオポジションという強力なアスペクトを持っている影響からか、しゃべらないと怖いイメージ出てくるのかもしれませんが、天秤座のパラスや、天体との調停によって、柔らかな雰囲気も兼ね備えているのだと思います。もともと水星と金星が強いというのもあります。それから、海外在住というのも、ドラゴンテイルと太陽の影響がある気がします。

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