2ハウスに星がない人は埋星も見てみる

西洋占星術やインド占星術で、2ハウスは、金運(貯蓄)を示しますが、ここに天体がない人は、その支配星を見ます。

その支配星は、当人にとって財運のキーとなりえる天体です。この支配星を意識して使いこなすことが、金運に繋がる可能性が高まります。その人にとって、2ハウスの支配星というのは、いわば収入を得るための喜神に近いかもしれない。

四柱推命や算命学では、喜神となる五行、そしてその五行で構成される通変星は、あなたにとって有益な内容であることが多いのです。あなたの命式のなかで、できるだけ喜神に通じる五行を見つけ、その通変星を意識して使いこなすことは、金運を高めるために有効と言えます。

話が少し外れますが、算命学では人間は自然の一部であるために、自然に反しない生き方、つまり宿命にある内容から、その人にとって活躍しやすい環境や役割は何か、というのを重視します。

そこで持っていない星よりも、命式にある星を活かす方向で考える方が、自然に則っているという考えなのですが、自分の命式の中からヒントを見つけて、それを伸ばす方法が金運にも通ずるという事と解釈できます。

教授になるために、教授としての適性がない命式が、教授を目指す事は自然に反しますから、命式から適正となる金運の在処を見つければ、その人に合った環境(仕事)を示すヒントにもなりえます。このヒントとなる五行というのは、埋星としても出ていることがあります。

これは、蔵干支の余気だけではなく、本気までの支を全てを見た時に埋まっている星の事。ここまで見てみると、命式の隠れた場所に喜神が眠っている事もあるのです。あなたと、その五行との関係を照らし合わせてみると良いかもしれません。

カテゴリー: 占星術, 金運 パーマリンク