
“傷ついたハウス”という言葉を目にしますが、これはどういう事でしょうか。例えば4ハウスを例に撮ってみます。4ハウスは生まれ育った環境、土地や祖国を示しますが、ここに凶星といわれる火星や土星が在住していたり、天王星や海王星など不明確な影響を及ぼす星が4ハウスにあったりすると、そのハウスの結果は予想だにしない動きを見せる事があります。
色々な情報を見ていると、幼少期の環境が劣悪、暴力や家庭内不和、独特な家訓に悩まれていたなど、4ハウスはIC付近でもあるので、こんな感じで育った環境や家庭に関しての影響があるようです。
例えば、俳優のジョニーデップを見てみると、4ハウス(IC付近)に海王星を持っています。彼の幼少期は荒れていて、しばしば家族がアルコールに溺れていたとの事ですが、海王星はドラッグを示します。また幻想や消失も示すために、4ハウスが傷ついていた事がわかります。
また、これらの尖った星だけでなく、吉星とよばれる天体がハウスにあったとしても、それが凶星の影響を受けていたり、逆行している場合も影響が出ます。逆行は何の影響もないという人もいますが、とんでもない事です。
逆行は強い影響を持っていて、これが在住するハウスは影響を確かに受けます。さらに、天体がどの星座に位置しているか、ということも重要になります。良い天体でも衰弱する星座にいては、本来の力を発揮しにくいのです。これらは、ハウスが傷ついているとも言えますし、それが4ハウスで起こる場合は、環境や母国などの環境に苦手意識を持ちやすいです。
ただ一方で、逆行する惑星が衰弱する星座にある場合は、逆に高揚に近い影響も出ると話す人もいますが、所有者からみると、そんな感じはしていないです。