夢と記憶

朝の起き抜けに勉強を始めると、つい眠くなってしまって微睡むことがある。

二度寝をする時は、夢を見ることがほとんどだ。今回も気づけば夢を見ていたようなのだが、起きる前(目覚める時)に、夢の中である人物にくすぐられたのだが、現実(?)でもくすぐったい感覚があったのだ。

以前も何度かあったのだが、なぜ夢なのにくすぐったいと感じたのだろうか。目の前では起こっていないことなのに。もちろん、自分で自分をくすぐっているわけでもないし、周りに誰かくすぐる人がいたわけでもない。

気になって少し調べたのだが、実は”感覚記憶“という言葉があるようだ。

「”人間の五感は、眼や耳や鼻といった身体の器官が集めた情報を、脳内で整理し、光や音や匂いとして表現しています。光を見たり音を聞いたり匂いを嗅ぐというのは、実は脳の中で情報処理されたものなのです。寝ていても脳は活動しているので、以前に集めて脳内で記憶している情報を元に、起きている時と同じように光を見たり音を聞いたりすることが出来るわけです。”」

「”夢の中で味を感じることは、私たちの脳が環境からの感覚入力を理解しようとする際に、記憶にある味や匂いを使って解釈することによるものである推測されています。これは、私たちの脳が実際の味覚の記憶を使って、感覚入力を処理しようとするからだとされているのです。”」

上記のように、脳に記憶されている事は、実際に今起きているかのように疑似体験すること瞬間もあるという事なのだろうか。これを突き詰めていくと、”感受性”と関係があるという事なのだろうか。感覚記憶が優れている人は感受性が高いと言えるのかもしれない。

参考:『人間が「自分をくすぐる」ことができない理由』

参考:『Sensory attenuation, self-other distinction, and predictive processing in lucid dreams』:

カテゴリー: パーマリンク