律音の年

後天運の中でも年運で”律音”が巡って来た年は、良くも悪くも、継続されやすいという運気になりやすいです。私は、比較的若い時に律音が巡って来ていましたが、律音が巡っている時期は、何にしても続きやすい運気なので、それが有益な趣味などなら良いかもしれませんが、人との出会いであっても長く続きやすいとも言えます。

日柱に律音が流れていた年のソーラーリターンチャートを振り返ると、7ハウスにドラゴンテイルと冥王星が合です。7ハウスは対人関係を表しますし、そこに業を示すテイルと冥王星です。冥王星は小さい天体であり、古典占星術ではあまり重要視されないところがありますが、やはり冥王星は強力です。

ドラゴンテイルは、ネガティブなイメージがありますが、あくまでも占星術としては、過去世での間柄なので、良くも悪くも、仕方ない部分はあります。この時期に、それを暗示する相手と出会っているという事と、”10年後までそれが尾を引いていた”という事実です。

律音は、比較的良い意味で使われることが多いですが、そうでない縁が発生した場合、それも長く続きやすいという意味にもなります。ただ、10年の間ずっとではなく、10年後にポツンと来て、解消されたという事でもあります。私の場合は、それがちょうど流年比肩で、それ以降なくなりました。比肩は断ち切る運気でもあります。

カテゴリー: コラム, 四柱推命, 西洋占星術 | コメントする

占星術とアストロマップ台湾編①

一昨年ぐらいに、旅行を久しぶりにしたので、その時の事を書いていきます。

実は、海外旅行は10年ぶりくらいで、2012年に行った韓国旅行を最後に、海外へは行っていませんでした。しかし、不思議なもので、旅行に良い事象のある組み合わせが、プログレスで発生したこともあり、長期旅行へ飛び立つ事にしました。

2023年の12月下旬、新しいパスポートを手に、デイリュックひとつで、横浜駅から成田空港へ向かいました。なぜ、台湾を10年ぶりの旅行地として選んだかと言えば、当時台湾グルメに関するチャンネルを見ていたので、なんとなく台湾にいく事にしたわけです。しかし、内情はあまりワクワクはしていなかったのです。

お手頃に中華を食べたいなら、地元に横浜中華街があるわけで、高い旅費を出してまでグルメのためだけに行くのも違う。でも、台湾にした理由は、先ほどの理由と、ホロスコープで見る相性も、アストロマップで見てみた感じも、台湾との相性は悪くない方だったし、久しぶりの海外なので、近くて直行便で行ける台湾に飛びました。

英語は旅行程度ならば困らないですが、中国語はまったくもってできません。”こんにちは”と”ありがとう”ぐらいです。しかし、皆様ご存知の通り台湾は、日本について馴染みがある事で有名です。首都の台北では日本語が話せる人も多く、英語はもちろん通じるだろうと思っていました。(実際はそうでなかった)

ただ、私が予約していた宿は、台北よりも東側にある場所で、宜蘭県の”頭城”という街でした。距離的には、日本の与那国島側に近いです。なぜここを選んだかと言うと、泊まってみたい宿がその街にあったからという理由です。この街は海側にあり、海外からもサーファーなどが波乗りに来る地域のようでした。海が近く、窓からの景色が良かったので、その街にある宿にしたわけです。4ハウスが水の星座の場合、その傾向があるかもしれません。

この街が実に、10年ぶりの海外旅行地となるわけですが、到着するやいなや、面倒くさそうなトラブルが発生。私は台湾に来る前に、simカードを事前に購入していたのですが、そのカードの設定ミスによって、まったく作動しなかったのです。(2日後くらいには、設定が完了し、できるようになるのですがね。)まさに、9ハウスの天王星が発動したのでしょう。

バスのネットも繋がらず…。つまりは、インターネットが全くない状態で台湾に到着したわけです。空港に到着すると、そのまま事前に予約していた高速バスで台北行きに乗り、その間にsimを交換しようとしたところ、そのカードが使えないことが判明…。(2日後に使えます)

一応、ネットがなくても、事前に道順を少し覚えていたのと、スマホのメモをみながら、電車と高速バスを乗り継ぎ、なんとか最寄り駅(頭城エリア)に到着。しかし、あたりはもう真っ暗闇。しかもこの時、気温差で体調を崩したのか、移動中のバスの中、一時間くらい体調不良で、目の前が朦朧としていました。

「ここから宿まではどうやっていこうか…」と考えていましたが、近くにマクドナルドがあったため、そこで食事を注文。何のバーガーを注文したかは覚えておらず。支払いは、空港で受け取った交通系ICカード。(2千円分チャージしておいてよかった)

店内のWi-Fiに接続し、宿までの地図をメモに書く。そこから闇の中を歩き、なんとか宿に到着。普段は、ほとんどネットに頼り切りなので、かなりヒヤヒヤしました。また、冬服で過ごす日本と、12月でも半袖で過ごせるような台湾の気温差に自律神経をやられるという洗礼を浴びた初日でした。

ちなみに台湾との相性図ではICに海王星があるので、夢見心地という意味もありますが、反面、病気や居場所の喪失とも捉える事もできる。「あぁ…初日は野宿かもなぁ…」と思いながらも、「暖かいから初日は野宿すればいいか」とある意味楽観的に考えていました。ここは射手座っぽいなぁと思います。

朝から何も食べず、飛行機はLCCのエコノミーなので食事はなし。当日はマクドナルドのハンバーガーのみでした。疲れ果てていたため、そのまま就寝。そして、台湾との相性図では他に、3ハウスに冥王星があります。冥王星は権力者を示しますが、その後、まさにそのような出会いがありました。次回へ。

カテゴリー: 旅行記録, 私と外国 | コメントする

四柱推命の年運と太陽回帰で運気を見る

今年のソーラーリターン(太陽回帰)は、なんとインターセプトがあります。2ハウスの水瓶座と8ハウスの獅子座です。広域星座は、アセンダントの射手座で、また反対側にある双子座になります。この、インターセプトがある場合は、どういう意味になるのでしょうか。

インターセプトは、ホロスコープ上のにある特定の星座とハウスに偏りが出る状況を示します。しかし、インターセプトは、私の本来のチャートにはないので、正確な部分は何とも言えません。しかし、本人の元々のホロスコープチャートで見る場合と、リターン図などで見るのとでは、大なり小なり影響は違うのだと思います。

まず、ソーラーリターン図で見る場合は、誕生日から約一年間ですので、一年間に影響を受ける部分になります。インターセプトが元々あるチャートの持ち主は、人生の中で時間かけながら、じっくりと学んでいくとされています。

特に広域星座については、その星座や支配星について、考える事が多かったり、学ぶことが多い部分とされています。つまり、私の場合、射手座や双子座が表す事柄が、この1年の学びであるかもしれないという推測になります。現に、リターン図が変わってからたしかにその影響を受けています。占星術、おそるべしです。

それはどういう事かというと、双子座というのは、水星が支配星になるため、水星が表す意味を見ることが重要になってきます。水星は通信手段や交通手段、コミュニケーション、あとは小動物なんかも表したりしますが、人間に当てはめると、兄妹(兄弟)という意味もあります。私はリターン図が今年に変わってからというもの、結構気を遣うような事があったり、冷や汗をかくような事もあったりで、疲れを感じた部分もありました。

ちなみに、四柱推命での年運は傷官ですので、まさしく兄妹を示しています。しかも、兄弟の元命は傷官です。ちなみに私の元命は比肩ですので、意見の相違が出てきたりします。また、双子座は、体の部位でいうと、心肺機能や神経系を表すため、それらにも留意していく方が良さそうです。

インド占星術のダシャーシステムでは、影響の強いアンタルダシャーではないものの、プラティアンタルダシャーに土星が来ています。土星は、神経系を表しますし、特に土星の時期は体調に留意しなければなりません。

そして、命式の内容にもよりますが、傷官は通変星の中でもかなり神経質な生剋であり、とくに月柱にある場合は顕著です。神経系ですね。ですので、先ほどの双子座の意味が示すように、類似性があります。プログレスでは、月も12ハウス(静養)にあるため、この1年は、健康維持に努める時期なのだと知らされているようです。

カテゴリー: コラム, 四柱推命, 未来予測 | コメントする