金星と土星のアスペクトはレトロなものが好きな人

西洋占星術で、個人のホロスコープを見た時、モダンな事より、古風な嗜好を持つ人がいます。本人の金星と土星が良い角度を取っていたり、金星が山羊座にある方は、この傾向があります。金星という天体は、その人の好きな事、快楽的趣向や、どのような美を好むかというのを示しています。金星は、ホロスコープで表される10天体の中で最も現実的な美を示します。

一方で、土星は、保守的な事、時代を感じる古風な物、責任感や管理、真面目や誠実、厳しさや試練というのを表します。そしてこの金星が、土星という星とある一定の角度を取ると、金星の持つ好みと土星の保守的な部分が化学反応を起こすかのように、金星に対して影響を与えます。

これによって、その人の思考や好みは土星の色を帯びます。これが作られている人は、時代劇が好きだったり、大人っぽい古風なファッション、または地味な服装を好みます。芸術の好みに関しても、昔の映画やレトロポップ、演歌も好む傾向を持つ人もいたり、習い事に関しても、習字とか囲碁や将棋を楽しむ人もいます。

また、金星は恋愛の星でもありますので、土星のような人を好みやすくなったり、年下でもしっかりとした人を好んだり、年上の人や年長者に好まれやすくもなります。または、奥手だったり、禁欲的だったりします。

ちなみに、山羊座というのは土星を守護星に持つ星座であり、金星がこの山羊座に位置している人も、同じような傾向になりやすいです。しかし、金星に土星以外の天体が重なっていたり、ディグニティ他、天体の影響もある場合、ばらつきは出てきます。

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四柱推命で歌手の池田綾子さんを鑑定

池田綾子さんは、「心旅」でもお馴染みのシンガーソングライターさんです。

美しく透き通る歌声を持ち、命式からまさにそれを体現しています。出生時刻が不明なため、時柱を見ることはできませんが、全体的に火が強い命式であり、エネルギッシュです。ただ、命式には壬癸(水)がなく、圧倒的に水の五行が不足しています。また命式の地支は全て火の五行となり、月柱の丁巳(干如支同)を含め、火の性質がとても強い。

日干は甲午で、ここから出る通変星は、表現欲求を持つ”食傷”が合計で4つで、類稀なる表現力に恵まれ、加えて鋭敏な芸術的センスを持っています。食傷が大過していますが、この食傷は月令を得ず従児格にはなっていません。

そして仕事運を見ると、東(仕事)と南(才能)が同じ傷官であるため、したい仕事と世間から求められる内容が一致しています。これは、仕事としても表現者としても葛藤がないため、アーティストとして恵まれた命式。

ただ、時柱に日干を強める五行が出なければ、極身弱の命式なので、少々エネルギー不足に見えます。精神力を要する命式です。また、年柱に財運の星である偏財がありますので、食傷と合わせてご自分でお金を生み出す事ができる食傷生財があり、組織よりも個人として活躍する方が才能を活かせる命式でもあります。

こだわりが強い人とも言え、プライベートでも一人の時間を楽しみ、大切にする人でしょう。コーヒーがあまり合わないとツイートしていたのも、火が過多な命式に起因しているのかも?火は苦味を表します。

現在の大運では2007年ごろから30年近くの間、日干の甲を強める同一五行と、池田さんに圧倒的に足りない水の五行が巡ってきていますので、過度な火を鎮めて、日干である木の五行を強めますので、食傷も活発化し、表現力ともに最高潮に達する30年になるはずです。

日干を生じる水の機運は、身弱にとって喜神です。日干が弱まると、食傷は陰転しやすく、その場合は精神不安に悩まされる場合があります。このように、日干が強く、特に傷官と偏財が良い配置であれば、大きな成功と財運を掴みます。

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台湾旅行埔里編②

それから数日後、宿泊先の宿主が原付で山奥にあるお寺に連れてきてくれた。自分は全くお寺や神社には詳しくないのだけど、目の前にすると荘厳なパワーに圧倒される。お寺っぽく、色々な干支が壁に書かれていて、2024年の干支である”甲辰”がピックアップされている。

ちなみに四柱推命で、甲は木の五行で、辰は土の五行を表す。占い師になって初めてのお客さんの日干支も甲辰だったし、この年はある意味特別となった。

余談にはなるが、私は中国語ができないので、実際に詳しいことは分からないのだが、「占い師」という言葉を中国語(簡体字)で変換すると「算命先生」と出るよう。命を算出する人。台湾は四柱推命の他に、算命学や紫微斗数が人気のようだった。

ここも、無料で観覧できる。天辺には線香をあげる場所があったので、軽く挨拶をする。また、ここからバスで1時間くらいで行ける距離に、日月潭という有名な湖の観光スポットがあるのだが、私は疲れていたので行かなかった。ちなみに紅茶が有名な場所らしい。残りの日程は、殆ど、仕事をしたり勉強をしたりしていた。

昼飯は、宿近くの同じ店で済ませたのだが、控肉飯はこの地域の店が台湾で一番美味かった。”千と千尋の神隠し”で出てくるジブリ飯のモデルだと噂されている、肉圓という料理も頂く。

バスターミナル近くにある店で、紅茶を飲んだが、検索によると日月潭の紅茶ではなく、スリランカ産の茶葉かもしれない。いずれにせよ、日月潭の紅茶は、スーパーでもよく売られている程ポピュラーのようだ。簡単に町を散策して、数日後、台中に向かってバスを乗り継いで、そこから台南へと向かう事にした。

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